それは…
人の気配が感じられないこと、周囲がよく見渡せること、標高があること
適度な広場があること、星空が観察できること
ケモノ類は遠慮したいし
水場もあればいいが、それは贅沢というもの
そんなところだろうか、ボクが理想としている楽園は
ところが、そんな条件にもピッタリと合う場所が実在しているのである!
楽園への道…1
七合目から始まる難所、道路が落ち葉で覆いつくされ路肩が不明
フタの無い側溝が口を開けて待っているので、落ちないようにしないと
ここは無難な中央付近を走行
もちろん、隠れた浮石にも注意が必要でいつも以上に慎重に
楽園への道…2
急こう配と急カーブの連続、落石あり、そしていきなり登場したのが楽園のラスボス
1週間前の雪が時間をかけて融け、分厚い氷の塊と化し道を塞いでしまっている
徒歩で行軍し、先を確認するも
由々しき白い魔物が行く手を阻んでいたのだ
空の青と岩の稜線が混じり合う九合目を見上げ、失意を隠せませんが
ここは潔く退散を決意
明日の帰宅時の様子も不安要素、
せっかくの楽園を紹介できないのは辛いけど…
そして二合目へと降り立つ、今夜の宿を紹介しよう
砂防ダムで出来上がった人工の川原。
当ブログでも幾度となく登場しているので、
お気づきかも知れませんが、毎回位置や角度を変えて撮影し、訪問者を飽きさせない工夫もしている
幾筋か流れがある中で、セローでギリギリ突端まで行ってテントを張ろう…
その岬で焚火を楽しもう、かがり火だけでは寂しいので灯台も作ろう
逆光に目を細めながら壮大なロマンも沸き上がる
あとは天気さえ持ってくれれば…それは淡い期待となるのだが
自称、岬の突端で黒メガカレーに挑戦
湯通ししたうどん玉と豚の細切れと投入、見た目は違和感ありですが
口の中では、化学反応を起こして絶妙な味に変化
丸太橋を作ったり、薪集めに精を出したのでお腹はペコペコ
昼間快晴だと夜曇る…
この日は21時ごろまでかがり火を絶やしませんでした
それは、流れを渡ろうとして片足をどっぷりと沈めてしまい
靴と靴下を乾かすのに時間を要したから…
自然は良い…
なんせ水の色からして違う、幼いころ見た田舎のわらぶき屋根に清らかな流れ
神秘的で底に未知なる生物でも潜んでいるのではと想像力さえも
掻き立ててくれる、いわゆるそれが癒し効果にもつながっているのかな…
NHKラジオ深夜便をBGMに、いつしか深い眠りに
夜中に目が覚めると曇っていた空が一瞬ですが星が見えるほどに…
すぐカメラを取り出して撮影、15分ほどで見えなくなったのですが
悲劇はその後にやって来た!
パラパラと薄いビニールを伝う特徴的な音は紛れもな雨だ
できれば夢であってくれ~と、寝ぼけ眼で願ったのでが
覚醒していくスピードよりも速く、重苦しい現実が肩に覆いかぶさる
さてどうしたものやら、過去の経験上答えはひとつしかない、また寝るのみ
翌朝5時に目が覚める
ファスナーをそっと開け外の様子を窺いますが、霧雨状態
ただ里の方は明るくて天気は良さそう、急いで荷物も積み込み出発完了
一晩の御礼を述べて、暖気運転が終わったのを合図にローギアへと踏み込む
朝もやに煙る林道を走る
テント生活も好きなんですが、この瞬間が堪らなく好きです
気分を文字にして伝えるのも難しいけど…
ポンポンと山中に単気筒の音を響かせながら、ぬれ落ち葉を避け轍を見つける
ブレーキシューがディスクを挟む手応え、シールドから入る風が頬を伝う、
スピードに呼応するかのように流れていく風景…
案の定、標高を下げると空は明るくなって完全な晴れに…
今回も、いつもより早くそして無事に我が家への到着となりました。
今週もお疲れ様でした、ネットが無事に開通しました
久しぶりに悩みもしましたが、なんとかセットアップ完了
来週からまた冷えるとのこと、体調管理にはお気をつけください
それではまた次回まで…
訪問が遅れた分は、取り戻しますので少々お時間を下さい。
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